差別化してガンガン成約に結びつける比較サイトの型として、
今回は『カット型比較サイト』について書いてみました!
比較サイトといえば、アフィリエイターの間で大人気ですよね!
- 商品を並べることでサイトの信憑性が増す
- 選ぶことで読者は満足するので成約率が高い
- 1記事で複数商品を成約できることもある
などなど、比較サイトには色んなメリットがあります^ ^
ですが・・・
あなたは本当に『比較サイト』を作れていますか?
なんとなく複数商品を並べて終わりにしていませんか?
報酬の良い商品を無理やりランキング1位にこじつけて終わっていませんか?
ちゃんと成約に至っていますか?
作成に悩んで時間を浪費していませんか?
この『カット型比較サイト』はそんな悩みを一気に解消する代物です(^^♪
このページの目次
カット型比較サイトとは・・・
まず『カット型比較サイト』という名前は、僕の造語です(*^-^*)
なかなか格好いいネーミングじゃないですかね!?笑
・・・えー。
この比較サイトの型は、響きが凄く良いうえに、行うことは至極簡単で誰にでもすぐに実践ができます(^^)/
内容を一言でいうと、
一定の『切り口』のみで商品を比較したサイト
です。
たとえば「グアム」と「サイパン」の比較サイトなら、
「グアムとサイパンの『ツアー料金』を比べてみた!」
「グアムとサイパンで『アクセス』が良いのはどっち?」
「グアムとサイパンの『マリンスポーツ』はこう違う!」
「グアムとサイパンで楽しめる『グルメ』をそれぞれまとめてみました」
「グアムとサイパンの『ショッピング』事情比較!」
という様にテーマを絞って部分的に比較をするサイトです。
反対概念としては「徹底比較!グアムとサイパン、旅行に行くならどっち?」
というような総括的な比較サイトです。
こういう総括的な比較サイトについて、
タイトルに惹かれて読んでみたけど、論点はぼやけてて、
“比較”しにくかったっていう経験・・・ありませんか?(‘ω’)
カット型比較サイトのメリット、デメリット
今回の記事で僕がお伝えしたいのは、
『カット型比較サイト』は作りやすくて、稼ぎやすいぜ!
ということです。
もちろんメリットもあればデメリットもあるので、
それぞれ簡単にまとめてみました(^^)/
メリット(1):成約率が高い!
最大の特徴です。
『カット型比較サイト』は総括的な比較サイトと比べて圧倒的に成約率が高いです(´ω`*)
理由や仕組みは後段で詳細説明しますが、
『カット型比較サイト』を使うと、
あるターゲット層へのアプローチ、価値提供が容易にできるようになります^ ^
メリット(2):作成しやすい!
『カット型比較サイト』は成約率が高いという“効果”があるだけでなく、
作成しやすいという“効率”面でもメリットがあります。
なんとなくで比較サイトを作ったことがある人なら心当たりがあると思いますが、
総括的な比較を進めていくと「何を調べて、何を書いていくか」混乱していきます。
書いては消してを繰り返し、段々制作迷子になっていき、
気付いたらただ複数商品のまとめを並べているだけに・・・( ゚Д゚)
最終的には「個人的にはこれがオススメ!」と無理やりランキング形式にしてみたりとかw
『カット型比較サイト』では必ず明確な『切り口』を設定するので、
その段階でもう書く内容が決定します。
なので、サイト作成中に迷いがなります!
やることが決まると、作業効率って一気に上がるんですよね^ ^
デメリット(1):設定した『切り口』以外をカバーできない
一定のテーマで書くことになるので、検索ユーザーは設定した『切り口』以外の内容について知りたい場合にはそのページから離脱していきます。
当然といえば当然ですが、『切り口』に対する訴求を集中する分、他の部分はモロくなります。
ただし、別の記事を用意してリンクを貼っておくことで離脱を防ぐ工夫はできます^ ^
デメリット(2):アプローチ数が限られる
『切り口』を設定していくので、狙っていくキーワードは複合キーワードが前提になります。
その結果、1記事でアプローチできる数はやや限定的になります。
カット型比較サイトの成約率が高い理由
最大の特徴である「成約率が高い」理由について説明します。
根本的な考え方は“ターゲットアプローチ”にあります。
(1)自動的にターゲティングが機能するから
『カット型比較サイト』はそもそも“ある属性”の人を狙うために設計した背景があります。
この型を採用した時点で、サイト訪問者は自ずと以下の属性を持った人に絞られるようになっています。
ターゲット属性①:購入直前の見込客
『カット型比較サイト』を訪ずれる方は
「〇〇というジャンルの商品の△△という部分を知りたい!」
という気持ちで情報を探しています。
なぜその様な情報を探しているかというと、
これから〇〇というジャンルの商品を買うつもりがあるからです。
そして「間違った商品を買いたくない」と慎重に検討しており、
商品を△△という項目で比較したいほど真剣に悩んでいるからです。
商品の購入を決定するまでには「商品を知る」ところから始まって色んなフェーズがありますが、『カット型比較サイト』を見る人は購入まであと一歩の段階にいる人に限られるんですね!
先ほどのグアムとサイパンの例でいうと、
あのような切り口の情報を探している人は「ビーチリゾートに旅行すること」まではほぼ決定していますよね!
だけどどちらが良いかは決め切れてなくて、
まだ旅行の申込みはしていないはずです。
より満足できそうな旅行を実現するために料金とかショッピング事情とかを比べてみようと悩んでいるという状態です。
そこに「ショッピング目的ならグアムの方が便利!」
という様な焦点を絞った情報を与えると、
ショッピング嗜好が強い人であれば「じゃあグアムにしよ!さて、申込み(^^)/」という風に流れる算段です。
ターゲット属性②:アナライザー気質のある人
「分析好き」いってみれば少し「細かい人」ですね。
『比較サイト』の訪問者は各商品をしっかりと検討する性格の持ち主です。
なぜなら「勢いで選ぶ」タイプの人は『比較サイト』なんてまず見ません!
読むのが面倒なだけです。笑
もちろん全員が全員「分析オタク」みたいな人ではありませんが、
下調べをしている時点で、比較サイトを見る人は皆、それなりに調査をするのが好きなんです。
読者層が明確になれば、その読者に響くコンテンツが非常に作りやすくなります。
また、こういうターゲティングはやり過ぎるくらいが丁度いいです。
なので『カット型比較サイト』の訪問者は全員アナライザー気質の人だと思いましょう!
(2)ターゲットの要望を叶えやすいから
サイト訪問者が上記の様な属性であれば、
『カット型比較サイト』には何を望むでしょうか。
類似商品の羅列でしょうか?
人気商品の一覧でしょうか?
あなたのオススメでしょうか?
・・・
はい。今挙げたものは全ていりません。
彼らが欲しいのは整理された情報です。
というのも、このターゲット層の人達ってわざわざ商品を『比較』したいほど
選定にこだわりが強くて、どの商品を選ぶかは自分で判断したい人なんです。
ところが公式ページをいくつも見比べるのは手間だし、
気になるポイントをぼやかされたりする。
だから、客観的に整理されているサイトがあったらそれで楽したいなぁというのが本音なんですね(*’ω’*)
なので僕らアフィリエイターがする仕事は、
「情報整理」をするだけ
でいいんです(*´ω`)
(間違っても、アフィリエイト報酬が高い商品を「個人的にはこれがオススメ!」とか理由なく推してはいけません!)
たとえるなら、ターゲットはこだわりのカレーを作っているところなんです。
僕らアフィリエイターの仕事は、ターゲットが料理をスムーズにできるように
こんな感じ↓に材料を用意してあげるだけでいいんです。
ここまで用意できたら、
『検討材料』は用意したので後はよろしくお願いします
と背中を押して終わりです。
こう考えるとすごく楽じゃありませんか?
「情報整理」だけして、後の大事な判断は任せていいんですから(^^)
少しやり足りない感じもするかもしれませんが、これで自信を持って大丈夫です!
なぜなら、自分で判断ができる立派な方たちをターゲットにして
アプローチができているからです((´∀`))
(3)ライバルがほとんどいないから
『カット型比較サイト』の成約率が高い3つ目の理由は、
ライバルがほとんどいないことです。
これは実際に検索してみればよく分かると思います。
総括的な比較サイトはゴミの様に溢れている一方、
『切り口』が設定された比較サイトはほとんどありません。
「Yahoo!知恵袋」のような質問サイトの1ページが
検索エンジンでは上位表示されているケースが山ほどあります。
(質問サイトに挙がっているということは検索需要があるということです)
カット型比較サイト作成上のポイント
さて。ここからは実際に『カット型比較サイト』を作っていく際のポイントについて説明してきます(^^)/
(1)切り口を設定する
当たり前ですが、『カット型比較サイト』では必ず「切り口」を設定します。
たとえば、サプリなら「主要成分の含有量」「飲みやすさ」「価格」など。
たとえば、予備校なら「講師の質」「カリキュラム」「立地」など。
切り口には“商品選びの際に比べたいポイント”を設定します。
ユーザーの立場を踏まえてどんな切り口を設定するか、何に着目して何を捨てるかを考えるのが『カット型比較サイト』を作る上での最重要かつ難関な仕事です。
ここが唯一「自分の考え」を絞り出す必要があって、これだけ決まれば後は作業です。
ちなみに、設定した切り口が検索ユーザーの考えとピタリと一致すれば、
もう成約したも同然です(^^)/
「切り口」を設定する上で意識したいポイントは3つあります。
①切り口の設定前に十分にリサーチをする
『カット型比較サイト』のデメリットとして、
総括的な比較サイトと比べて近視眼的な内容になります。
なので方向を間違えると全くとんちんかんなサイトが出来上がってしまいます( ゚Д゚)( ゚Д゚)
そのためリサーチが超重要で、明確な根拠を持たずにサイト作成を始めるのは羅針盤も持たず海を渡る様なものです。
リサーチ方法についてはいつか別記事で書こうかと思っていますが、
僕がいつもやっているのは主にこの4点です。
- その商材の本質的な価値の調査
- 商品選定時に何を重視したかの口コミ確認(Yahoo知恵袋などの質問サイト)
- 月間キーワード検索数のチェック
- ライバルサイトの状況調査
『カット型比較サイト』の明暗を分ける部分ですので、
僕の場合、全労力の半分くらいをここに費やします。
②切り口の数は1記事で最大でも3つまで
思いついた切り口は何でもかんでも設定したくなりますが、
比較する基準項目が増えれば増えるほど、ユーザーは比較しにくくなります。
たとえばサプリの例でいうと、①主要成分の含有量、②飲みやすさ、③価格の3項目を設定したらもう、④主要成分以外の成分の含有量とか、⑤配達頻度とかを入れるな(`・ω・´)っていう話ですね。
普通の人なら同時に比較できるのは3つくらいが限度です。
1項目だけの比較でも需要があればしっかりと反応はあります。
③定量比較が分かりやすいですが、定性比較でもOK
数字で示された「定量比較」の方がもちろん分かりやすいんですが、
定量比較だと表せない内容だったり、ライバルが多いこともあります。
そんなときは「定性情報」で比較するのも全然アリです!
たとえばサプリの比較で「飲みやすさについては、商品Aはこういう口コミがあって、商品Bにはこういう口コミが多い。」というのも『切り口』が揃っていて、比較する項目が一緒であれば検索ユーザーは価値を感じやすいです。
ちなみに↓この記事で触れている「仮想通貨取引所を運営者で比較」するのも思いっきり定性比較ですね!
(2)切り口の情報についてはプロになる
『カット型比較サイト』のゴールは、あなたの答えを導き出すことではありません。
複数の商品を比べて、その違いを分かりやすく示すことです。
あなたの記事を読んだらその切り口においては一切疑問が残らなくなる状態が理想です。
たとえばサプリの比較で、●●の含有量が1mgの商品Aと、●●の含有量が2mgの商品Bがあるとします。
この含有量の違いは大きいのでしょうか?小さいのでしょうか?
知識がない人には判断がつきません。
ただし、ここに「●●の1日の摂取量は1mgあれば十分」という情報が書いてあったらどうでしょうか?
商品Bの方が含有量は多いですが、商品Aでも十分であるということがその記事を読むだけで分かりますよね!
そういった形で読者が腹落ちできるレベルに各商品の違いを伝えてあげることが重要です。
ちなみに、いわゆる「比較表」は作成マストです。
比較表なしで比べることはほぼ不可能です。
載せるかどうかは別ですが、エクセルシートや手書きメモに比較表はできているはずです(天才の方は頭の中だけかもしれませんが)。
(3)比較対象は正しく明確に表示する
管理人が厳選した3つの●●サプリを徹底比較!
↑これがNGな例です(*_*;
ターゲットとなる検索ユーザーはこういうテキトーな表現が大っ嫌いです。
- 管理人っていうけど、あんたはその道のプロの人なの?
- 厳選ってどういう基準で?
- なんで3つなの?
- 何個調査した中からの3つなの?
- ただアフィリエイトしたいだけの記事ですか?
- ・・・
という感じで不信感ありまくりです(*_*;
アクセスされても流し読みされて即離脱ですw
比較対象にする商品はもちろん数が多い方が良いです。
3個の商品だけ調べて比べているサイトと、100個の商品を調べて比べているサイトであれば後者の方が信憑性が高いのは当たり前ですよね。
しかしそれ以上に、比較している商品はどういう理由で取り上げたのかをしっかり書きましょう!
100個調べたけど比べにくいから3個にした!とか
人気商品だけをチョイスした!とか
大変だったから3つだけ選びました!でも別にいいと思うんですw
最初の印象だけで真剣に記事を読んでもらえなくなってしまうので、
「誤魔化されている」「怪しい」という印象を与えるのだけは何としても回避しましょう。
カット型比較サイトのまとめ
少し長くなったので、ここまでの内容を要点だけ振り返ります。
- 『カット型比較サイト』とは、設定した「切り口」のみで比較するサイト
- サイト訪問者(=ターゲット)の属性は、「購入直前の見込客」かつ「アナライザー気質の人」
- ターゲットは自分で判断したい性格なので「情報整理」だけしてあげると良い
- サイト作成においては3点ポイントがある(下記参照)
(1)切り口を設定する
- 切り口の設定前に十分リサーチをする
- 切り口の数は最大3つまで
- 定量比較もOK
(2)切り口の情報についてはプロになる
- 読者の腹落ちできるレベルで書く
- その切り口については一記事で一切疑問が出ない状態が理想
(3)比較対象は正しく明確に表示する
- ターゲットはテキトーな内容が大っ嫌い
- 数が少なくなっても理由はちゃんと説明する
手本となるカット型比較サイトは「価格.com」
全体像は以上になりますが、具体例を有名どころで一つ紹介すると、
家電の最安値商品などを探す際によく使われる「価格.com」が
まさに『カット型比較サイト』のお手本です!
参考リンク http://kakaku.com/kaden/washing-machine/(「価格.com」の洗濯機比較ページ)
- 一定の切り口でランキングが形成されている
- 商品間の差がどのくらいかが一目瞭然
- 比較対象の数が多く、明確に記載されている
「さすが、プロ!」というべきサイトです^ ^
中でも僕が特に素晴らしいと思うのは、どこで買うのが最安値か分かる「価格比較」です。
価格という明確な「切り口」で、
金額が具体的に分かって商品間の差が腹落ちします。
「比較対象」の取扱い店舗数もちゃんと書いてあって信頼が置けます。
やっぱりそのまま疑問なく買っちゃいますよね(^^)/
一個人が「価格.com」ほどのマンモスサイトを作るのはさすがに難しいですが、
エッセンスとしては非常に参考になると思います。
マブネコがカット型比較サイトを実践した感想
商材や内容は伏せさせていただきますが、
僕はPPCアフィリエイトでこの型を乱発してきました。
正直クリック数がそこまで伸びないので各サイトの成約実績は月に数件ですが、
成約率、利益率は非常に良かったです。
テーマを決めるとスラ~っと中身も書けるので、
特にライティングが苦手な方は是非真似してみてください(^^)/