ブログやサイトのSEOアフィリエイトを行う上で、僕が最も重要、かつ、最初に習得すべきと考えるのがキーワードの選定スキルです。
前回の記事ではキーワードの【探し方】について紹介しました。
今回は、探したキーワードの中から、実際に設定するキーワードを【選定する】という作業について説明します。
(多数のキーワード候補を抽出済みの前提で進めています。キーワードの【探し方】が固まっていない方は「ブログで戦うためのキーワードの【探し方】」を参考にしてみてください)。
- 【探す】作業→予選
- 【選定】作業→決勝トーナメント
という位置づけで、まずは候補になりえるものをガンガン集め、予選を勝ち抜いたキーワードを比べて、実際に設定するキーワードを選択するのがマブネコ式です。
キーワードは思いつきでやれば1分もかからずに決められますが、
- お客さんとの最初の接点は、検索キーワードを通じてであること
- キーワードは、ターゲットや記事本文と密接に関係してくること
を踏まえると、このように徹底的に調べた上で、客観的に設定することが大事だと考えています。
このページでは、当ブログで紹介しているノウハウのうち最重要!といってもいい内容をまとめていますので、是非最後までお付き合いください(^^)/
このページの目次
鉄則は「ブルーオーシャンキーワード」から選ぶこと!
アフィリエイト業界では流行ってますよね、この言葉!
僕も大好きです「ブルーオーシャン」(^^)/実際の青い海も大好きです。
ブログで勝つためのキーワード【選定方法】は、
一言でいえば「ブルーオーシャンキーワードを選ぶこと」です。
「ブルーオーシャン戦略」とは、競争相手のいない未開拓市場で戦うことをいいます。
アフィリエイトにおいては、全くライバルがいないという状況はなかなかありませんが、
ライバルが少ないあるいはライバルが弱いキーワードは実はゴロゴロ転がっています。
当然ライバルが手薄の方がいいに決まってはいるんですけど…
個人のアフィリエイター、特に初心者の場合には、ブルーオーシャンを狙いに行く戦略を取るのはマストです。
このキーワード、ライバルが弱かったらいいなぁ…
というレベルの話ではありません!!
ここの意識の差が、そのまま「稼げる/稼げないの違い」に直結するくらい重要です。
そして、選定した「ブルーオーシャンキーワード」で検索して出てくる記事を全部抜き、
検索順位『1位』に自分のサイトを置くこと
が、ブログで“勝つ”ために目指すべき基本中の基本です。
そう。
『上位』ではなく、『1位』をしっかりと狙うのです<(`^´)>
選んだキーワードで検索順位『1位』を狙う意義!
これから具体的なキーワードの【選定方法】を説明していきますが、
その前に「検索順位の重要性」について少し触れます。
選定したキーワードでは必ず検索順位「1位」を目指しましょう!
違う角度で言うと…、検索順位「1位」が狙えるキーワードを選びましょう!
んな無理しなくても、1ページ目に上がってれば、それなりには見てくれるんだろ?
というのは、全然ダメです(`・ω・´)
検索順位とクリック率の関係
というのは、検索順位次第でクリック率が大きく変わるからです。
上位表示はあくまでユーザー来訪のための手段であって、
検索ユーザーがあなたのページをクリックしてこそなんぼですよね?
下表はGoogleでの検索順位とクリック率の関係を示したものですが、
検索順位によって、クリック率って実はこんなにも違うんですよ!( ゚Д゚)( ゚Д゚)ウワー
データ元:「Advanced WEB RANKING 」(All searchs>International/Exact/May 2018の表示)
PCでのクリック率でキリの良いところだけ着目すると、
- 1位:35.4%
- 5位:5.1%
- 10位:1.6%
となっています(時期や地域で変動していますが、大まかな傾向は変わりありません)。
同じ1ページ目の表示であっても、
- 1位と5位で、約7倍
- 1位と10位では、約22倍
もクリック率に違いがあるんです!
これ、結構驚きじゃありませんか?( ゚Д゚)
仮に月間検索数が100のキーワードであったら・・・
1位の記事は35回クリックされるのに、10位の記事では2回だけ。
10位で35回クリックされるためには、逆算すると2,187回の検索数が必要となります。
しかも、ページ下位の記事をクリックする場合ってどんなときでしょう?
大抵の場合、べージ上位の記事に探してた情報が見つからなかったときだけですよね(‘ω’)ノ
ということは・・・ページ上位の記事と同じ情報ではユーザーは満足しないんです!
ページ下位の記事は、ページ上位の記事と全く別の切り口で攻めないと、
即離脱される可能性が極めて高いということです( ゚Д゚)( ゚Д゚)ワワ
だから、10位の記事をちゃんと読んでもらうのは、1位の記事をちゃんと読んでもらうのと比べ本気で何十倍もハードルが高いんですね。
これがインターネット検索の現実です。
なので、本気で稼ごうという意思があるのであれば、目指す検索順位は「1位」以外あり得ません!
1位を狙いに行って、せいぜい2位、3位で留まるくらいが許容範囲でしょう。
この検索順位の重要性を認識すればするほど、「ブルーオーシャンキーワード」を選ぶという鉄則がいかに重要か身に染みてくるかと思います。
検索数の少ないけど1位が狙えるキーワードの方が優先順位は上です!
競合ジャンルは本気でヤバいです( ゚Д゚)
当然ですが「ブルーオーシャンキーワード」を狙うという戦略を取る場合に、
競合がひしめくジャンルは本当にオススメできません。
以下の検索結果を見てみてください。
■「クレジットカード おすすめ」でのGoogle検索結果を見る
■「FX 口座開設 キャンペーン」でのGoogle検索結果を見る
見事に上位結果は全てキーワードがタイトルインされており、業者の名前がザザーっと立ち並び、個人のページもあったかと思って開いてみればコンテンツ文句なし、記事大量の凄腕・・・
まさに、SEOモンスターだらけの危険地帯です( ゚Д゚)アワワ
個人アフィリエイターが彼らを全員倒すのは、どれだけ時間を掛けて丁寧にサイトを作っても至難の業ですw
具体的なキーワード選定方法を紹介します!
では、そんな「ブルーオーシャンキーワード」のマブネコ式選定方法を紹介していきます(^^)/
結論はこうです!
【探してきた】キーワード候補について1つ1つ、
①検索需要
②自分のコンテンツ
③ライバルサイト
の3つをチェックしていき、検索ニーズがあり、かつ検索順位1位が取れそうなキーワードを選択していきます。
間違ってはいけないのが、このチェック項目たちはあくまで材料であるということ。
材料を集めながら、自分が作成するコンテンツがライバルよりも上位に表示できそうなのかを考える意識がめちゃくちゃ重要です!
ちなみに、3つの順番はどこから始めてもOKです。
使っているツール次第で絞りやすさも変わってくると思います。
「無料ツールだけで頑張ってるぜ!」という方であれば、「ライバルサイト」の確認が一番作業量が多いので上の順番↑がスムーズかと思います(このページでは無料ツールのみの利用を前提に説明していきます)。
「3C分析」を背景にしたキーワード選定の考え方!
なぜに「検索需要」「自分のコンテンツ」「ライバルサイト」の3つを見てるの?
と言いますと、これについては超有名な経営コンサルタント大前研一さんの提唱している3C分析というフレームワークを背景に、
「キーワード選定」を3Cに当てはめたらこうやろ!にゃー!
と僕が考え抜いて、3つの視点で整理しました(‘ω’)ノ
アカデミック好きなマブネコさんっぽいでしょ?笑
でも、このフレームワークは何十年も使われているだけあってやっぱりちゃんと機能するんですよね!僕自身、実はキーワード選定の手順って結構長い間探り探りだったんですけど、3C分析に当てはめてからは全く迷いがなくなりました。
有名なフレームワークですが、知らない方のために簡単に紹介すると、
- Customer(市場・顧客)・Company(自社)・Competitor(競合)の3つの言葉の頭文字を取ったもの。
- 環境変化のトレンドを、漏れのない視点で押さえるときに使う枠組み(=フレームワーク)の1つ。
というのが3C分析です(すげー簡略w)。
まぁ学問的なところを掘っても面白くない(というより、そこまで詳しくは知らない)ので、実際活用したことだけをお伝えすると、
「顧客」「自社」「競合」の3方面でキーワード選定を考えてみたら“漏れ”がなくなったよ!
というのが、僕が強く実感していることです。
- Customer(顧客)の観点で考えると、「どんなキーワードが検索されているのか?」というのが知りたいことで。具体的な指標に落とすとキーワードの検索数を見ればいい。
- Company(自社)でいえば、「そのキーワードと合っていて、ライバルより強いコンテンツを、自分は書くことができるのか?」を考えないといけない。
- Competitor(競合)に目を向けると、「ライバルサイトのSEO対策状況やコンテンツ」を押さえる必要がある。
こんな考えで、キーワードの選定方法を確立しました!
どうですか、漏れのない感じしませんか?(‘ω’)
では以下、3点の見るべきポイントと調べ方を個別にお伝えしていきますね!
(1)キーワードの「検索需要」の調べ方
まずは「キーワードの検索需要」についてです。
ここは至極単純で、定量的に候補キーワードの月間検索数を見ていきます。
ツールを使って、候補として集めたキーワードの月間検索数を調べ、「キーワードリスト*」にそのまま貼り付けます。
* キーワード候補を一覧にまとめたエクセルファイル(自己作成)。詳しくは「ブログで戦うためのキーワードの【探し方】」の記事をご参照。
以下の2点がこの作業のゴールです。
✅1.各キーワードのおおよその月間検索数を知る
✅2.検索需要が全然ないキーワードをカットする
月間検索数は多いに越したことはありませんが、当然ながら月間検索数が多いほど競合がひしめく傾向にあります。
自身の状況や方針にもよってきますが、月数万円をまず目指すのであれば月間検索数は50前後もあれば採用して良いかと思います。
注意!
月間検索数を調べる前に、【探す】作業の段階で、成約に近いor成約までの道筋が描けているキーワードを洗い出しているのが大前提です。ここのスキルが未熟であれば『キーワード革命』という教材で、キーワードに対する考え方を整理することをオススメします(‘ω’)ノ
月間検索数を調べるツールは何を使ってもそう大差はありませんが、使いやすいものを紹介します。
①「Googleキーワードプランナー」
キーワードの【探し方】編でも出てきました「Googleキーワードプランナー」さんです。
こちらを使用すると各キーワードの「月間平均検索ボリューム」が出てきますので*、そのままCSVファイルをダウンロードしてご自身の「キーワードリスト」に貼り付けします。
* 2018年より画面がリニューアルされていますが「月間平均検索ボリューム」は簡単に見つかります。使い方は検索すればすぐに出てきますのでここでは割愛します(直接僕にお問い合わせいただいても結構です)。
2016年より広告費を払っていないユーザーには「10~100」「100~1,000」といった幅を持たせた検索数しか表示されなくなりましたが、候補キーワードが多数ある段階では気にしないで構いません。
僕は「Googleキーワードプランナー」で月間平均ボリュームが10に満たないキーワードは候補から外しています。10未満でも当たりキーワードはたまにありますが、さすがに見当違いの可能性が高いからです。
「10~100」のキーワードは狙うべき範囲に含めています。「10~100」という表記でも実際には100以上の検索がなされていることや、若干ズレたキーワードで上位表示が取れるケースは山ほどあるからです(‘ω’)ノ
方針にもよるでしょうが、ライバルが弱いケースが多いので、初心者の方であれば寧ろ積極的に狙っていくべきレンジだと思います。
②「aramakijake.jp」
もう少し精緻に検索数を見たいときには「aramakijake.jp」というサイトを使います。
1キーワードずつの入力になりますが、こちらのサイトであればGoogleとYahoo!の両方の月間推定検索数がもう少し精緻に出ます。
まぁ“正確”とは言い難いのであくまで参考程度に。
僕は、後述する「自分のコンテンツ」と「ライバルサイト」のチェック後、最終的に設定キーワードを1つ選択する段階で、このツールにて月間検索数を調べています。
③「Yahoo!キーワードアドバイスツール」
PPCアフィリエイトなどをやられていて「Yahoo!プロモーション広告」を利用されている方は、「Googleキーワードプランナー」も「aramakijake.jp」も使わずにこれ1本で代用することも可能です(僕は上記2つに慣れているので、基本的には使用していません)。
スポンサードサーチの「キーワードアドバイスツール」で“完全一致”、“拡張しない”でキーワードを抽出し、「推定インプレッション数」を参考指標とします(こちらは“1日”あたりの推定検索数になります)。
「Googleキーワードプランナー」と「Yahoo!キーワードアドバイスツール」を使用するためにはそれぞれ広告サイトへの登録が必要ですが、登録だけして広告を出さなければ無料で済みます。
(2)キーワードが示すコンテンツを「自分」がどこまで書けるか
キーワード選定では検索数やライバルばかりにどうしても目が行きがちですが、
それ以上に重要なのが自分のコンテンツです。
すごく大事なことなので繰り返します。
『検索数やライバルより“自分のコンテンツ”の方が重要です!』
ここね。もうテストに出ますね!
どんなにお宝キーワードを使っても、コンテンツがダメなら上位表示しませんし、仮に上位表示してもコンバージョンにはつながりません。
逆に、競合がひしめくキーワードであっても、競合に勝てる内容と思えば自信を持って書けばいいんです。
コンテンツSEOには『正解コンテンツ』が存在する!?
今はコンテンツSEOが重視されている時代で『検索キーワード⇔記事本文』の関連性が強い記事程、上位表示されやすい傾向となっています。
コンバージョンの観点からも、検索ユーザーの意図にマッチしたコンテンツが効果的であることは言うまでもありません。
つまり、アフィリエイトをお金を稼ぐ「ビジネス」と捉えるならば、検索数が多くてライバルが弱いキーワードを見つけたからといっても、好きな記事を書いてもいいわけではないということです。
え!ブログって何を書こうと個人の自由でしょ???
ーいいえ、違います!
語弊を恐れずにいうと、選択したキーワードには『正解というべきコンテンツ』があります!
検索ユーザーが「●● 〇〇」について教えて!といった問いに、完璧に回答する、満足させる記事を書くのが僕らに求められている仕事です。
もちろん100点満点を取ること(ましてや検索者全員相手に)は現実には確実に不可能なんですが、「正解というのは存在する!」そういう意識が非常に大事です。
そして、
『自分』がどこまで正解に近くて、ライバルよりも優れた記事を書けるのか?
という点を考えるのが、Company(自社)の観点で見ていくポイントです。
さて。
行きますよ?
・・・行っちゃいますよ?
『キーワードには正解の記事本文があります!』
ここ、テストに出m(ry・・・w
選定方法①:キーワードから想定される正解コンテンツを書けるか判断!
「自分」のコンテンツに焦点を当てた際の、キーワードの選定方法は大きく2つあります。
1つ目は、「キーワード→コンテンツ」という方向で、
〇〇というキーワードで検索してくる人は、
●●というコンテンツを探しているんだろうな(‘ω’)
と、候補キーワードから書くべき正解コンテンツを想定し、
それを自分がライバルよりもしっかりと書き上げられるかどうかを判断する方法です。
コンテンツに自信があればそのキーワードは採用、自信がなければ不採用、という風に振り分けていきます。
一番のポイントは、自分の知識や興味です。
仕事や趣味の関連で元々得意な分野であれば何の苦もなく書けるでしょうし、
現時点で知識がなくとも興味があれば、調べながらまとめていくことに抵抗がないでしょう。
もちろん普通の人は無料で手に入る情報にそこまで価値を求めていませんが、コピペではなくきちんと著者に消化されている情報発信なのかどうかは記事を読めばなんとなく伝ってきます。
そして、不思議なもので、僕の感覚では自分が気軽に書ける内容の方がGoogleからの評価も高くなる傾向があります!(^^)!
補足:同じ意味のキーワードはセットで判断する
候補キーワードを見ていると途中で、
あ、このキーワードちゃん達。言い回しが違うだけで中身は一緒じゃね!?
といった場合にもよく出くわします。
こういった場合には一旦セットで書くべきコンテンツを検討し、
タイトルを決める段階で、絞るor複数のキーワードをタイトルインさせるようにします。
たとえば、
- 「酵素ドリンク 価格」
- 「酵素ドリンク 値段」
- 「酵素ドリンク 安い」
というキーワードが候補にあったとします(‘ω’)ノ
この場合、どのキーワードでも想定される正解コンテンツは「酵素ドリンクの価格比較サイト」でしょうから、そんな比較サイトを自分がしっかりと訴求できるかを検討します。
そして、自分の中でgoサインが出たら検索数やライバルの状況を見ていずれかのキーワードに絞る、あるいは「酵素ドリンクを価格で比較!値段が安いのはどれ?」みたいにキーワードを重ねてタイトルインさせて対応します。
似たようなキーワードであっても、書くべきコンテンツが違うのであれば、記事を分けて書いた方が良いです。
選定方法②:書こうとするコンテンツを示すキーワード候補があるか判断
2つ目の選定方法は、先程とは反対に「コンテンツ→キーワード」という流れで考えるやり方です。
俺はこんなコンテンツを書きたいんだけど、
候補キーワードでいうと・・・あっ!これが近い!
といった感じですね(‘ω’)ノ
このやり方のメリットは、コンテンツが書きやすいことです!
なんせ先にコンテンツから決めているわけですから、いってみれば自由な進め方です。
一方、デメリットとして、
- サイト全体の設計に沿い難い(コンテンツが偏りやすい)
- キーワードとコンテンツのズレが発生しやすい
といったことが挙げられます。
これまで言ってきた「キーワードには正解となるコンテンツがあって、それを作成してあげよう!」という相手主体の考え方ではなく・・・
「自分のこのコンテンツを役に立ちそうな人達に届けよう!」という自分主体の考え方がベースになっているからです。
なので、正直なところ一般的にはあまり勧められていないやり方です。
ただ僕はこのやり方を使うのも全然アリだと思います!
なぜなら、ライバルを蹴散らせる強力な記事を書ける可能性が高いからです。
特にブログの書き始めなどはサイト自体のパワーが非常に弱いですから、自信のある内容で勝負していった方が良い結果が出るのが早いです。モチベーション的にも書ける内容を発信していった方が健全でしょうし、行動量への影響を考えると完璧を目指すより進みやすさを優先した方が現実的です。
ただし、上で挙げているデメリットは本当に引っ掛かりやすいので、あくまで本質は「検索ユーザーの要望に応えること」ということを常に意識しなければなりません。
「自分」のコンテンツを考えるうえで大事なことの復習です。
- キーワードとコンテンツが合致していること
- ユーザーを満足させるだけのコンテンツが自分が書けること(ライバルを蹴散らすだけの力はあるか?)
この2点が非常に重要です。
また、以下に記載している「ライバルサイト」の状況や、現時点の「自分」のサイトの強さ(運用歴や記事数など)も勘案し、『これで1位を狙えるかな?』という視点で総合的に判断します。
(3)「ライバルサイト」のチェックポイント
最後にライバルサイトのチェックポイントについて説明します。
ライバルチェックは、
- 検索エンジン全体
- 検索上位サイト
の2つの視野で見ていきます。
■検索エンジン全体のチェックポイント!
おいっ!1位を目指すなら検索エンジン全部を見る必要なんかないだろ(‘ω’)1位より上になればいいだけなんだから!
という突っ込みが出来た方は意識が高いです!
実際、僕もあまり重視はしていません。1位のサイトより上に行けば、その過程で2位や10位や30位のサイトを倒しているはずですから。ライバルがいくらいようと関係ありません。
ただし、以下の理由で全体を見ておく必要は絶対にある!と思っています。
❶ライバルが多ければ多い程、1位までの壁が厚くなる
最終的には検索順位1位を取るのが理想ですが、圏外からいきなり1位に入り込むのは実際難しいです。50位に上がって、しばらくして30位、またしばらくして10位という風に時間をかけて順位が上がっていくのが一般的です。
この速度がライバルの数次第で大きく変わってきますので、1位を取れるコンテンツであってもそもそものライバルが少ない方が断然有利です!
❷どういう基準で検索順位が決まるかは結局のところ分からない
あなたのサイトがどれだけコンテンツが優秀で、キーワードがハマっていて、ドメインパワーも強くて、被リンクが獲得できていようと、検索順位がどうなるかは正直なところ誰にも分かりません。「1位を取る!」と意識は非常に大切ですが、絶対に1位を取れると思っても全然ダメなこともありますし、その逆も然りです。
で、あれば、ライバルの数は少ないに越したことはないんです。
分からないことは分からないとちゃんと認識して、可能性を少しでも高くするのが本気で成功させようとする人が取るべき行動です。
①タイトルに同じキーワードが入っているサイト数を調べる!
検索エンジン全体の具体的なチェックポイントはこの1点だけです。
SEO対策で一番単純にやることが、検索キーワードをタイトルに入れることです。
タイトルにキーワードが入っている記事が多ければ多いほど、ライバルが多いといえます。
なので、候補としているキーワードがタイトルに入っている記事数を調べれば、おおよその競合度合が分かります!
allintitleの検索結果数をチェックする!
自分が狙っているキーワードがタイトルに入っているライバルサイト数は、
allintitleというコマンドを使えば簡単に確認ができます。
検索エンジンで「allintitle:〇〇 ●● △△」と検索すると、
「〇〇」と「●●」と「△△」の全てをタイトルに含んだ記事だけが表示されます。
検索窓のすぐ下に件数も表示されるので、その数値を「キーワードリスト」に入力していけば、各キーワードの競合度合を比較する材料が出来上がるという訳です。
件数の目安については、一概に何とも言えません。ご自身のコンテンツやドメインパワーはもちろん、ライバルの記事の“質”にも左右されるからです。
もちろん、少なければ少ない方が良いことは当然の事実です(^^)/
何記事か実際に取り組んでみると、
今の自分だとこのくらいかな?
というアタリがついてきますので、とにかく手を動かして調べてみましょう!
intitle検索は不要!?
allintitle検索と近い概念でintitle検索というものがありますが、こちらについては「ライバル」を見る際には使用しません。
allintitleが完全一致なのに対し、intitleは部分一致の概念です。
検索エンジンで「intitle:〇〇 ●● △△」と検索すると、
「〇〇」か「●●」か「△△」のいずれか一つをタイトルに含んだ記事が表示されます。
何を見るための指標かというと、これは「検索需要」を見るための指標です(‘ω’)ノ
intitle検索数が多いということはそれだけそのキーワードに関する話題がインターネット上に多いので、検索需要があるという風に見られています。
なので、
- intitleの検索結果数が多くて、allintitleの検索結果数が少ないキーワードが狙い目!
- intitle件数がallintitle件数の5倍以上がブルーオーシャンの目安!
なんていう風にも言われています。
が!
個人的には無視していいと考えています(‘ω’)ノ
- 「検索需要」は月間検索数を見る方が本質的
- intitle件数とallintitle件数の差に特に意味はない
からです。
実際、僕はintitle件数は基本的には見ておらず、気になれば参考に覗く程度としています。
■検索上位サイトのチェックポイント!
検索エンジン全体を見て勝負を掛けれそうであれば、いよいよ実際にあなたが「ライバル」として戦うことになる検索上位サイトをしっかりと見ていきます。
自分が作るコンテンツで彼らに勝てるか
というリアルな視点で判断していきます。
着眼ポイントは次の4点です。
- 被リンク数
- 運営者
- 文字数
- コンテンツの中身
では、1つ1つ行ってみましょう(‘ω’)ノ
①被リンク数を調べる!
被リンクとは、外部のサイトが自サイトに向けて設置しているリンクのことをいいます。
色んな外部サイトで紹介されている、被リンク数が多いサイトはSEOの面で評価が高くなります。
最近のSEOはコンテンツ重視の傾向になってきていますが、まだまだ被リンクの重要性を無視できるレベルでは到底ありません。
無料ツールなら「Web Me Up」一択!
被リンクをチェックするツールは以前は色んなものがあったのですが、最近は無料だと回数制限が設けられているものがほとんどです(「SEOチェキ!」とか「hanasakigani.jp」とか「Open Site Explorer」とか…)。
そんな中、無料でも制限なくライバルサイトの被リンクチェックができるツールがこの「Web Me Up」です。
英語表記にはなりますが、使い方は超簡単!
検索窓に調べたい記事のURLを入力し、「Check backlinks」をクリック!
すると、被リンク数や被リンクドメイン数、アンカーテキストの情報などが出てきますので、これを確認していきます。
チェックしたらまた「キーワードリスト」にコツコツと入力していきましょう(‘ω’)ノ
被リンクは“質”も重要!
定量的な数だけで目が行きがちですが、被リンクは発信元がどこからなのかも重視されてきています。
いわゆるブラックハットと呼ばれるSEO対策で、サテライトサイトを作って自作自演の被リンク設定をしたり、お金を払って大量に被リンクを獲得しているサイトはGoogle先生、もとい、Google監督がペナルティを与えるケースが多発してきています。
逆にGoogleの評価が高いサイトから被リンクをもらえていれば、
お、このサイトに紹介されているサイトなら信頼できそうだな!ポイントアップして差し上げよう!
とGoogle様も思う訳です(写真↑はイメージです笑)。
ざっとで良いので、どういったサイトからの被リンクなのかも見ておくとライバルチェックの精度が高まります(「Web me Up」ではリンク元のドメインなども確認できます)。
②運営者を調べる!
検索上位に上がってきているサイト運営者が誰なのかもライバルチェックでは重要です。
一番手強いのが大手の企業ががっつりそのキーワードで対策してきているケース。この場合には、正直かなり厳しいです(・ω・)
あと厳しいのは熟練のアフィリエイター、ブロガーです。運営歴も長く、しっかりSEO対策をされてきているサイトが上位を独占している場合には長期戦も覚悟する必要があります(・ω・)
逆に戦いやすいのは、無料ブログなのでなんとなしに書いているだけの記事や、中小企業や個人が作っているサイトです(^O^)
③文字数を調べる!
重要性は高くありませんが、どの程度の文字数が書いてあるのかもざっと見ておきたいですね!
文字数と検索順位は必ずしも比例しているとはいえませんが、中身が濃ければ必然的に文字数も増えてきますので、やはり優良コンテンツはそれなりの文章が書かれているケースが多いです。
もちろん中身がスカスカで、ただ日本語が長いだけというサイトも多々あります。
次の「コンテンツの中身」を見る際の補足情報という位置づけで文字数については参考にしてください。
④コンテンツの中身を調べる!
最後に超重要なのが、コンテンツの中身です。
特に検索順位1位の記事は要チェックです!
Google先生の言うことによれば、検索上位に入っている記事は、検索キーワードが求める正解に近い記事が並んでいます。
あなたがキーワード選定後に行うことは、これらの記事よりもさらに正解に近いコンテンツを作っていくことです。
- 検索上位の記事内容をさらに有意義な形で表現できるか
- 別の観点で検索キーワードの“正解”を提供できるか
という視点で確認していきます(‘ω’)ノ
1位以外の記事も確認は必要ですが、流し読みで構いません。
というのも、あまり深く読み過ぎると、記事を書く際に引きずられてしまう(=パクリ記事になる)からです。流し読みで「何がどの程度の温度感で書いてあるのか」というのを把握する程度でOKです(^^)/
②運営者、③文字数、④コンテンツの中身は、実際に検索して確認する!
②運営者、被リンク、③文字数、④コンテンツの中身の調べ方は、使える無料ツールは特にないので、候補キーワードを実際にGoogleで検索して、現れてくるサイトを確認しましょう。
10位まで見ておけば十分です。
注意!
- 検索の際には、「プライベート検索結果を無効にする」設定をしましょう(‘ω’)ノ
- 検索窓下の「設定」から変更できます。
- 通常、Googleはこれまでの閲覧記事などを基に個別に検索結果を変えていますので、この作業を行わないとあなたが望みそうな記事が優先的に上位表示されることになります。
キーワードの【選定方法】まとめ!
【方針】
①検索需要、②自分のコンテンツ、③ライバルサイトの各切り口を調査、考察し、
「キーワードリスト」から“検索順位1位”を狙えるキーワードを選択する。
【具体的手順、方法】
順番は問わないが、無料ツールのみなら「①検索需要→②自分のコンテンツ→③ライバルサイト」の順番がスムーズ。
①検索需要
- 月間検索数を調べる
- 無料ツール:「Googleキーワードプランナー」、「aramakijake.jp」、「Yahoo!キーワードアドバイスツール」
②自分のサイト
- 検索キーワードには、正解コンテンツが存在すると考える
- 「キーワード⇔コンテンツ」を合致させられるか?
- ライバルよりも、ユーザー満足を叶えられるコンテンツを作れるか?
- 選定方法①「キーワード→コンテンツ」:自分の知識や興味がポイント
- 選定方法②「コンテンツ→キーワード」:注意が必要だが、現実的にはアリ
③ライバルサイト
■検索エンジン全体
- タイトルに同じキーワードが入っているサイト数を調べる
- 調べ方:「allintitle検索」を活用
■検索上位サイト
- 被リンク数を調べる
無料ツール:「Web Me Up」 - 運営者を調べる
- 文字数を調べる
- コンテンツの中身を調べる
調べ方:候補キーワードをGoogleで実際に検索する
キーワード選定は戦略の要!手を抜くな!
コンバージョン率向上の観点からも、SEO的な上位表示の観点からも、
「キーワード⇔コンテンツ」の関連性が非常に求められていますので、
自分のサイトもライバルサイトも、キーワードとコンテンツはセットで考える必要があります。
いわば、キーワード選定=サイト戦略策定という関係になっているのが現状のSEOです。
キーワードの設定がズレれば、記事自体も引きずられてズレます。
キーワードを無視した記事を書けば、上位表示がされません。読まれない記事を書いてもあまり意味がありません。
僕の好きなことばですが「戦略の失敗は戦術では補うことができない」のです。
なので、キーワード選定はやることが多くて手間もかかりますが、
手を抜かずにしっかり取り組む必要があります。
皆、こんなに苦労してやってるの?
・・・恐らく多くの人はここまでやっていませんw
似たようなタイトルが乱立して、「いや、そんなこと知ってるよ」という様なコンテンツが溢れている状況を見れば一目瞭然かと(‘ω’)
だけど、細かいやり方は人それぞれでもしっかり稼いでいる人はこのレベルの作業は普通にこなしています。
それも「サイト設計」の段階からじっくり時間をかけて“どのキーワードでどういう記事を書いていくのか”を戦略的に計画立てている方がほとんどです。
特に新規にブログを立ち上げたばかりの後発組であれば、そういった戦略なしではこれまでにキャリア組に勝てるわけがありません。
「とにかく記事をたくさん書けさえすればいい!」という時代はもう完全に終わっています。
有料ツールを導入したら楽になる!?
分かった。じゃあ時間かけたくないから、金かけて解決するわ!
という考えの方もいるかもしれませんが、そう考えるのは早計です!
今回の記事は誰でも使える無料ツールのみの使用を前提に書いてきましたが・・・
確かに便利なツールを導入するとだいぶ時間を短縮することはできます。
だけどキーワード選定=サイト戦略策定なので、完全に自動化できる訳ではないことは勘違いしないようお気を付けください!
- キーワードと「自分」のコンテンツの関連性
- 「ライバルサイト」のコンテンツ
- 運営者
- 狙うべき検索件数
- キーワード探しにおける手動抽出作業
などはどんなに優れたツールを使っても精緻な見極めはできません。
・・・という前提のうえで、“材料収集”の作業効率化のために有料でも便利なツールを導入するのは大アリだと僕は思います!
むしろ作業時間の短縮を考えればかけるべき投資だと思います。
キーワード【探し】におけるキーワード拡張作業はあっという間に終わりますし、
キーワード【選定】においても主に「ライバルチェック」の部分で大活躍してくれています。
- 自動で済ませられる部分はツールでささっと済まし、
- 判断が必要な部分は注力してしっかりと考える。
こういうやり方でブルーオーシャンキーワードをガッチリ掴んでいくのが、
長期的な目で見たブログで勝つためのキーワードの【選定方法】ですからね!
ちなみに、僕がいつも使っているツールは『コンテンツスカウターZ』です。
- キーワードの拡張作業が一瞬で済む
- ライバルチェックのための情報収集が一瞬で済む
- 「見出し解析機能」というコンテンツ作成を助ける機能が付いている
- 「検索エンジン順位チェック機能」というコンテンツのメンテナンスに役立つ機能も付いている
と、ブログやサイトといったSEOアフィリエイトを攻略するための煩雑な仕事を大量に請け負ってくれます(‘ω’)ノ
現在世の中に出ているキーワードツールの中で、群を抜けて“使える”ツールで、料金も安いので、僕は必要経費と割り切ってすり切れる程に使い続けています。
なお、当ブログ経由の購入であれば、
- キーワード選定
に加え、
- コンテンツ作成
- サイト設計
という、SEOアフィリエイトの根幹について実践的なスキルを上げるための、僕のオリジナル特典も付いてきますので、是非『コンテンツスカウターZ』のレビュー記事にも目を通してみてください(^^)/