ブログではもちろんのこと、ペラサイトにしろ、PPCにしろ…
全てのアフィリエイターが重要視すべきことが『キーワード』かと思います。
サイトをお店として考えれば、キーワードは「看板」であり、「入口」であり、「外観」そのものです。
お客さんはキーワードを検索してあなたのお店を目にし、
キーワードの詰まったタイトルを見て入るかどうかを決め、
入店後もキーワードのイメージを持って店内を回ります。
そんな「キーワード」の【探し方】について、僕なりの考えとやり方をシェアします!
このページの目次
キーワード探しに求められるマインド!
まず重要なのがマインドです!
ダメな例から行きますね( ゚Д゚)
ピカン!来た、これ絶対当たる!
こんなお宝キーワード思いつくなんて俺、天才!
他の人は気付いてないだろうな…これぞブルーオーシャン!
…キーワード探しの際、こんな発想をしたことありませんか?
気をつけてくださいね!
こういう思いつき発想が、キーワード探しにおける典型的なダメな例です( ;∀;)
僕もアフィリエイトを始めた当初、よくやってたんですけど、
まぁ当たらなかったですねw
それもそのはずで、このやり方は完全に主観的で、自分本位で、わがままで、無神経…(これ以上書くと悲しくなってくるのでやめますね)な方法だからです。
キーワードを探しているというより、もはや願望が一人でに進んでいるだけです。
他の人が思い浮かばないだろうって…そりゃあ、そんな言葉誰も検索しないからですよねw
検索キーワードはお客さんの生の声!「考えず」に『聴け』!
他の記事でも書いていますが、検索キーワードというのは
この情報を教えてくれ!
という検索者、いわばお客さんの生の声なんです。
なので、キーワード(=お客さんの声)探しにおいて主観的な思いつきというのは一切必要がない訳です。
キーワードの思いつき発想は、「味噌ラーメン」が人気だからといって、「ケチャップラーメン」という誰も望んでいない商品を売りに出しているようなもんです。
(ケチャップラーメン屋さんあったらごめんなさいm(__)mでも旨くても多分売れませんw)
キーワード探しに必要なマインドは、どういったキーワードが検索されているか、誰がどういう意図で検索しているかを事実として客観的に知ろうとすることです。
お客さんが誰で、どんな理由で、どんな言葉を発言していることが多いのかを調査するという感覚です。
だから記事を書く側にとっては、キーワードは「考える」ものではなくて、「探す」べきものです。
あるいは、「集める」とか「拾う」といった表現も近いかもしれません。
キーワードを設定する目的を改めて認識しよう!
具体的な【探し方】に入る前に、もう1つ重要なお話です。
キーワードを設定する目的ってなんですか?
決して難しいことではありませんが、改めて聞かれると少しぼんやりしませんか?
僕自身も深く考えてみたんですけど、キーワード設定の目的って大きく2つに分かれると思うんです。
- コンバージョンを獲得する目的
- アクセスを稼ぐ目的
両方とも一緒じゃねーかよ!
と思われる方は、もう少しよく考えてください。
確かに重なる部分も大いにありますが、この目的が違えばキーワードの探し方も変わってきますし、目的が曖昧であればキーワード選定の手順もブレていきます。
①コンバージョンを獲得する目的
Webマーケティングの世界では「コンバージョン」という言葉が頻繁に使われています。
簡単にいうと、そのページで目標にしている行動をサイト訪問者に実行してもらうことです。
アフィリエイトであればアフィリエイトリンクを踏んでもらうことが「コンバージョン」に当たります。
もっと言うと、あなたのサイトページ上で購買意欲を刺激され、最終的には紹介した商品を買ってもらうことがそのサイトを作成する目的ですよね!(^^)/
- ネットショップであれば、その店舗での商品購入。
- 企業であれば、メルマガ登録や来店誘致、セミナーへの申し込みなど。
要は読んでもらって終わりではなくて、
そのページで次のアクションをしてもらってこそ意味があるのが「コンバージョン目的」のケースです!
こういう目的の場合、キーワード選定の段階から勝負はだいぶ始まっています。
キーワードはコンテンツとも顧客層とも関連してきますので、
次のアクションにつながるためのキーワード選びが肝になってくるのです。
的外れなキーワードを設定した時点でもう、コンバージョンは遠くなってしまいます。
②アクセスを稼ぐ目的
こちらのパターンは分かりやすいと思います。
- サイトのドメインパワーを強くしたい
- サイトの露出を高めたい
- ブログランキングを上げたい
- googleアドセンスで稼ぎたい
等の理由で、とにかくサイトにアクセスしてもらうことが目的となっているパターンです。
狙うキーワードは単純にアクセス数が稼げるものになってきます!
キーワードの単語数は3語くらいがちょうどいい!?
単語数について、少し触れます(‘ω’)
特段、正解があるわけではありませんが、僕の経験上3語がちょうどいいことが多いです。
もちろん2語を狙うときもありますし、4語以上になることもあります。
これはそのキーワードの検索されている回数やライバルの状況に応じて、柔軟に変えていけばいいという考えです。
ただし、絶対に外してはいけないのが記事本文と関連したキーワードであることです。
SEO対策上も、タイトル(≒キーワード)とコンテンツが関連していることが評価に大きく関わって来ますし、「こういう情報を探しに来た!」という読者の期待に背くことは誰も得をしません。
キーワードと記事本文を関連させる意味でも、3語くらいの単語数であれば記事テーマを過不足なく表現しやすいです。
3語でピックアップしておけば、2語や1語の単語数も包含して拾うことになりますしね!
4語以上狙いだと検索数が極端に減り、はじめから2語狙い設定だと記事のテーマがややぼんやりするかなと…。
もちろんキーワードにも依りますので、絶対3語がいい!ということではなく、ここは臨機応変に対応すればいいです。
具体的なキーワードの探し方を紹介するよ!
では、いよいよマブネコ流の具体的なキーワードの探し方に入っていきます( ゚Д゚)
先に全体像をお伝えすると、
✅Step1:拾い出す(手動抽出)
✅Step2:拡張する(自動抽出)
という二段階で、キーワードは幅広く、ガツガツと探していき、
自分の「キーワードリスト」にストックしていきます。
キーワード探しは、いわばブレインストーミングですので、あまり深く考えずにとにかく数多く出しましょう!
ご想像がつくかと思いますが、Step2ではツールを使って大量にキーワード抽出します。
ただし、僕はその前のStep1で手動で拾い出す作業に重きを置いています。
なぜなら、しつこいようですがキーワードはターゲットやコンテンツと関連させる必要があるからです。Step1を疎かにすると、後々関連しない事態に出くわし首を絞めることになります( ゚Д゚)
特に「コンバージョン目的」で書く際には、ココがもう生命線なのでStep1を絶対に手を抜かないようにしていますね(‘ω’)ノ
「アクセス目的」の場合でも、コンテンツをある程度決めている場合にはやはり重要です。
キーワードを先に決めてからコンテンツを考える場合にのみ、Step1はサクッと終わらせても良いです。
Step1:キーワードを拾い出す(手動抽出)
ではStep1の「キーワードを拾い出す(手動抽出)」作業について説明していきます。
ここでは4つの手法をご紹介します。あなたのキーワード設定の目的を踏まえたうえで、ふさわしい手法を試してみてください!
4つ全部やってもいいですし、1つだけに注力しても問題ありません。
①商品のランディングページからキーワードを拾う!
まず、一番オススメの手法から!
商品のランディングページを使うというやり方です。
アフィリエイトしたい商品には必ずランディングページがありますよね。
そもそもは、商品は広告主である企業が販売をしており、アフィリエイターはその販売支援を行うというのが本来の役目です。
企業さんも1つでも多く商品を販売したい思いで、その商品の特徴を全力で訴求しています。そして、もちろん商品のことについては誰よりも詳しいです(僕も今は某消費財メーカーに勤めていますが、商品知識でお客さんに負けるなんてことはあり得ないと思っています)。
ランディングページにはそんな企業の懸命な訴求が示されており、お客さんはどんな背景があっても、最終的にはランディングページから受けた印象、知った情報を見て、購入するかどうかを決めます。
ここを別の角度から見ると、面白いことがいえます。
ランディングページに書いてある情報の何かが、
本質的な購入動機となっている場合が非常に多い
ということです。
この事実をキーワード設定に活用したのが、ここで紹介する手法で、
ランディングページにあるキーワードを抜けば、
その商品を買うお客さんに響く可能性が高いんじゃね?
という発想で、ランディングページに書いてあるキーワードをかき集めるという作業をします!
例として、酵素ドリンクで有名な『お嬢様酵素』を持ってきてみました!
下のスクショは僕が『お嬢様酵素』のランディングページを適当に4枚撮ってきたものなんですが、適当に撮ったものでも拾えるキーワードが結構あるんですよ(‘ω’)ノ
キーワードに赤丸をしてみましたので、ちょっと下のスクショを見てください↓
- プチ断食
- タピオカ
- 1位
- 人気
- 送料無料
- 野草
- 果物
- 濃縮エキス
- ファスティング
- 美味しい
どうでしょうか?
【プチ断食】に【人気】の【酵素ドリンク】って何?
【酵素ドリンク】で【美味しい】ものを教えて!
という検索ユーザーはそれなりにいそうじゃありませんか?
このキーワードでアクセスが見込めるならば、
- 「プチ断食 人気 酵素ドリンク」や「酵素ドリンク 美味しい」というキーワードをタイトルに設定する
- キーワードに沿った記事を書く
- 記事内で最終的には『お嬢様酵素』の紹介につなぐ
という流れを作ってお客さんを集めれば、一定程度成約が見込めるはずです(^^)/
なぜなら「プチ断食 人気 酵素ドリンク」も「酵素ドリンク 美味しい」も、『お嬢様酵素』のランディングページにある=『お嬢様酵素』の特徴だからです(実際の中身、検索数、ライバル動向等は後で精査するので、一旦無視します)。
このように、実際のお客さんは「キーワード→記事→商品」という風に流れていきますが、
アフィリエイターの立場では「商品→記事→キーワード」と逆の流れで、コンバージョン率の高いキーワードを集めていくのが、この「商品のランディングページからキーワードを拾う」手法の醍醐味です。
この作業を丁寧に隅から隅まで行っていけば、商品毎で差異はありますが、1商品で大体50個くらいは簡単に拾えるはずです。それも商品購入までの距離が近いキーワードがです。
ちなみにこのランディングページから関連キーワードを拾う手法は有名ではありますが、
意外とやっている人は少ないです(結構大変なのでサボりがちです)。
なので真面目にやればやる分、差がつけられる作業なんです(‘ω’)
⇒先ほどの目的でいう「コンバージョンを獲得する目的」の際に使うと特に効果的です。
以前僕が書いた『センタリングページ』のキーワードにもピッタリの手法です。
②Q&Aサイトや口コミサイトから拾う!
2つ目の手法では、Q&Aサイトや口コミサイトを利用します。
繰り返しになりますが、キーワードは「お客さんの生の声」です。
であれば、キーワードで終わらず“文章”から、それも“悩み相談”や“感想”から抜き取るのも効果的だと思いませんか?
Q&Aサイト、口コミサイトは書き込み数が多く信憑性が高いものがいいので、メジャーなサイトを使います!
普通に「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」あたりが良いです。
美容商品については「@cosme」がかなり使えます(^^)/
特定の商品であれば、Amazonや楽天の商品口コミも参考になります。
⇒こちらは「コンバージョン目的」「アクセス目的」どちらにも有効な手法です。
③雑誌から拾う!
ターゲット層が読んでいる雑誌も実はキーワードの宝庫です。
雑誌も広告の一つなので、結構キーワードベースで記憶に残りやすいんですよね(‘ω’)ノ
検索するときってあまり考えずに“なんとなく記憶に残っている言葉”を使う傾向が強いので、
インパクトの強いキーワードは結構ヒットします!(ランディングページのように隅から隅まで拾う必要はありません)
⇒こちらも「コンバージョン目的」「アクセス目的」どちらにも有効です。
④サジェストキーワード、虫眼鏡キーワードから拾う!
誰もがやっていることなので正直差別化は難しいですが、
googleのサジェストワードやYahoo!の虫眼鏡キーワードで出てくるキーワードも、
検索結果の多いものが表示されているので当然ながら相応の検索数が期待できます。
(検索窓に1語打つと候補に出てくるアレですね!)
ときたまSEO対策がされていないキーワードも出現しますので、拾っておいて損はありません!
⇒こちらは「アクセス目的」の際に重視したい拾い方です。
4つの手法を紹介していますが、全部やるというより、状況に応じてどれかを徹底的に行う方が効果的です(もちろん1つの手法で満足いかなければ、2つ以上やることもアリです)。
ただ、「コンバージョン目的」であればランディングページからの抜き出しは絶対にやった方が良いです。
Step2:キーワードを拡張する(自動抽出)
ここからは機械的な作業です。
世の中便利なもので、あるキーワードを入力すると関連するキーワードや、階層を掘り下げたキーワード(2語の複合キーワードなら、3語の複合キーワードなど)を自動で検出してくれるツールがいっぱい出ています。
「キーワードツール」で検索すれば情報はたくさん出てくるので、このページでは実際に僕がよく使っていた無料ツールのみ紹介します(具体的な使い方についても検索すれば山ほど出てきますので、このページでは割愛いたします)。
①Google Adwords キーワードプランナー
いわずと知れたGoogleのキーワード拡張ツールです(‘ω’)ノ
Google Adwordsの登録が必要ですが、無料で使用することも可能です。
キーワード毎の検索数やライバルの強さまでセットで見ることができます。
②Google サジェスト キーワード一括DLツール
半端ない数の複合キーワードを拾うことができます(‘ω’)ノ
このツールは手動抽出段階で使うキーワードが少ないときによく使っています。
③関連キーワード取得ツール
キーワードを入力すると、「Googleサジェスト」、「教えて!goo」、「Yahoo!知恵袋」の情報を一括で取得してくれるツールです。
各ツールを個別に全部使うつもりであれば、このツールを使って検索した方が楽です。
基本的には「Google Adwords キーワードプランナー」だけで事は足ります。
僕はキーワードプランナーで絞り出したキーワードでも満足できないときにだけ、
サジェストツール、関連キーワード取得ツールを使っています。
というのも、Step1の手動抽出の際には多少頭を使いながらキーワードを探しますが、
Step2の自動抽出は”言葉の使い方”の観点でキーワードの拾い漏れがないか?という趣旨がメインだからです。
たとえば、「酵素ドリンク 作る」というキーワードを手動抽出していたのに、
検索エンジン上は「酵素ドリンク 作り方」の方が優位になっている様な場合もあります。
こういう細かい言葉の違いは手動抽出では限界があるので、ツールの力をお借りしようという訳です。
探したキーワードは「キーワードリスト」にストックする!
✅Step1:拾い出す(手動抽出)
✅Step2:拡張する(自動抽出)
の作業にて、恐らく300程度のキーワード候補が探し出せていると思います。
数については多いに越したことはありませんが、実際に記事を書く際に使えるのは1つなので、無理して300という数にこだわる必要は全くありません。
探し出したキーワードは到底全部を覚えきれませんので、一度「キーワードリスト」に保存します。
「キーワードリスト」といっても簡易なもので、とりあえずは探し出したキーワードをエクセルで一覧にしておけば十分です。
(その後に各キーワードを比較する際に必要な項目は、こちら↓の記事にまとめていますので、この記事を読み終わりましたら是非ともご一読ください。)
キーワードの【探し方】まとめ
ここまでの内容をまとめました(‘ω’)ノ
【キーワード探しのマインド】
キーワードは「お客さんの声」なので、自分で考えてはいけない。声を『聴く』イメージで【探す】もの。
【キーワードを探す目的】
目的次第で探し方が変わってくる。
- コンバージョンを獲得する目的
- アクセスを稼ぐ目的
【キーワードの単語数】
特段決まりはないが3語くらいがちょうどいい。
【具体的なキーワードの探し方】
Step1:キーワードを手動で拾い出す
- 商品ランディングページ
- Q&Aサイトや口コミサイト
- 雑誌
- Google、Yahoo!
Step2:キーワードを自動で拡張する
- Google Adwords キーワードプランナー
- Google サジェスト キーワード一括DLツール
- 関連キーワード取得ツール
⇒Step1、Step2で探し出したキーワード達は「キーワードリスト」にストックする。
特に声を大にして主張したいのは、マインドと目的です。
キーワードはただ設定すればいいというものではありません。
具体的に探す際も、常にそもそもの方向性とズレていないかを確認していくと、コンテンツとマッチしてSEO上も良い結果につながります。
キーワードは探して終わりじゃないよ?
以上が、マブネコ流のキーワードの【探し方】です。
タイトルの段階から【探し方】に【 】が使われていることに違和感があったあなたはさすがです(*’ω’*)
このページの作業をしていただければ、キーワード候補を軽く300くらいは出すことができたかと思います。
キーワードを【探す】ことができたら、今度は【選ぶ】作業へと進みます。
場合によっては【選ぶ】段階になって1つも選べなかったということもあり、その際にはまた【探す】作業に戻ることもあります。
ただ、しっかりと手動で【探す】作業ができていれば、大抵の場合はその過程で一定程度の知識が一緒に身に付いてくるので、書きたいコンテンツとセットで複数の候補が出てきているはずです。
キーワードを設定するまでの道のりは長く、ここでようやく半分です。
1つの案件に恐らく短くとも1時間はかかるでしょうし、場合によっては1日で終わり切らないかもしれません。
それでも、キーワード探しは決して手を抜いて良い作業ではありません。
なぜなら、このキーワード次第でこの先の行方がかなり決まってしまうからです。
いうならば、キーワードは戦闘における“武器”です。
剣を使うべきなのか、銃を使うべきなのか…
状況に応じた相応しい武器を使えるのが強いアフィリエイターです。
実際の【選択】については次の記事にて説明しますが、そもそも強力な武器を持っていない状況ではまず話になりません。
キーワードを【探す】という作業は「強い装備を集める」というイメージで考えてもらえれば良いかと思います。
長編なので、一旦ここで区切ります!
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続きとなるキーワードの【選定方法】については、こちらのページに記載しました!