前回の記事(『ハイエナ戦略』について)の具体例として、
今回は「ウォーターサーバー」案件を取り上げてみたいと思います!
前回の記事をまだお読みでない方はこちらから↓
この記事の「不満の声をダイレクトに狙いキーワードで活用する方法」をベースにしています。
アフィリエイトで「ウォーターサーバー」といえば、
高報酬で大人気の商材ですよね(^^)/
ただ、競合が多くて、なかなか成約に苦戦している人が多いのも事実かと思います。
そんな高難易度の案件だからこそ、
ちょっと人とは切り口を変えて取り組んでみましょう!
このページの目次
ウォーターサーバー案件では「商品名+解約」をキーワードに選定!
まず、狙いのキーワードからです。
色々と候補はありましたが、
「商品名+解約」
この戦略では、このキーワードを狙いにいきたいと思います!
不満ワードについては「うるさい」とか「臭い」とか候補は色々ありましたが、
検索数や記事内容を踏まえ、「解約」が一番乗り換えまで持っていき易そうだと判断しました。
主な選定理由をまとめると、
- 検索ユーザーは利用中のウォーターサーバーを解約したいと思っているから
- 検索回数の比較的多いキーワードだから
- 検索ユーザーがメリットを感じる記事が書きやすいから
こんなところが挙げられます。
以下、1つずつ掘り下げていきますね(‘ω’)ノ
①ウォーターサーバーの解約可能性が極めて高いキーワード
当たり前のことですが「商品名+解約」というキーワードで検索する人の大半は、
その商品を現在使っていてかつ、解約を考えている人になります。
検索ユーザーの考えとしては、
- 今のウォーターサーバーを解約をしたいが、解約方法が分からない(-_-)
- 解約した場合のデメリット(解約手数料など)は何かあるか?
- ちょっと今のウォーターサーバーに不満があるけど、実際に解約した人の理由を知りたい!
といったところでしょう。
いずれにしても、「解約」という行動を起こすまでに近い距離にいると考えられます。
「“辞めたい”という気持ちのタイミングに、乗り換え提案を仕掛ける」
のが『ハイエナ戦略』の真髄ですので、
ここにアプローチするだけで戦略の半分程度は遂行されているといっても過言ではないでしょう。
②検索回数の多いキーワード
でも「解約」なんてキーワードで探す人ってそんなにいるの?
誰も検索しないサイトを作っても何の意味もありません(>_<)
検索回数がどのくらいあるのかの事前調査はマストです。
ということで、僕も調べてみたんですが、
結構面白いデータが出てきましたよ(‘ω’)ノ
【調査結果】
調査内容は至って単純で、検索数予測ツール「aramakijake.jp」にて
各人気ウォーターサーバー商品の「商品名+解約」の月間推定検索数を拾ってみました。
その結果がこちらです↓
まず先に触れたいのが、トップの「アクアクララ 解約」の検索数です!
なんと1か月に10,000回をも超える数が検索されているんですね( ゚Д゚)
単純計算で1日に300回超になりますので、
このキーワードだけでも十分な検索ボリュームを確保できます。
正直こんなに検索されているとは思っていませんでしたw
それと押さえておきたいのが、商品毎で「解約」を含む検索回数には大きな差があるということです。
商品によって利用者数、解約数、解約条件も異なりますので、多少差はあるんだろうなと思っていましたが、想像以上に大きかったです( ゚Д゚)
検索需要の低い商品については優先順位を下げていく、場合によっては取り組まないという選択肢もアリか思います。
- 月間10,000回を超える程、検索件数が多い商品も存在する
- 商品によって検索回数に大きな差異がある
検索数予測ツールの結果をどこまで信頼できるかは疑問ですが、傾向として認識する分には問題ない精度かと思っています。
まぁ商品毎になりますが、取り組む価値は十分あるといえるでしょう!
③検索ユーザーがメリットを感じる記事が書きやすいキーワード
どんなに多くの人にアプローチができても、
検索ユーザーに読むメリットがない記事と判断されれば、即ページを閉じられて終わりです。
なかなかその付加価値を提供するのが大変なんですけど、
このキーワードについては比較的対応し易いのではないかと思います^ ^
まず、「解約手続き」におけるド定番事項がありますよね!
どこからどう解約できるのかがサッパリ分からない(`´)
・・・なんてこと、よくありません??笑
「基本丁寧なんだけど、解約の手続きだけは分かりにくい”(-“”-)”」っていう商品本当多いですよね。。。
そんなとき「商品名+解約」で検索すると、解約までの手順を丁寧に案内してくれるページが結構な割合で出てきます。
簡単な内容ですが、この解約までの案内だけでも検索ユーザーにとっては嬉しい内容です。
これをメインコンテンツにするのも全然アリですよね!
僕もこういう検索をよくしますが、本当有り難いなぁっていつも思っています(人”▽`)
あとは解約についての検索理由を商品毎に探して、個別に対応していく形になります。
ちょっとリサーチすれば、このあたりは分かりやすく見えてくるかと思います。
ざっと僕が見てみた感想としては、
“解約手数料”がいくらかかるか、抜け道はないか、営業から引き止めを食らうのかどうか、この業者詐欺じゃないのかなどを知りたい方が多い印象でした!
ウォーターサーバー案件の『ハイエナサイト』例を公開!
キーワード選定については上記の様な内容で進めていきます。
次に具体的なサイト作りに入っていくんですが、
まず、僕ならサイト構成を『解約対応ページ』と『商品セールスページ』に分けて作っていきます。
『解約対応ページ』というのは、ここまで書いてきた様な内容になります!
「商品名+解約」のキーワードで集客して、検索ユーザーの疑問を解決してあげる役割を担います。
このページの仕事は、
①乗り換え見込客を集客すること
②検索ユーザーにメリットを感じさせること
③商品セールスページへ誘導すること
大きく分けてこの3点です。
一方、『商品セールスページ』というのは、一般的によくある「この商品オススメですよ!」というページです。
このページの仕事は、個別商品のメリットや体験談を訴求して、
最終的には『公式ページ』での購買につなげることです。
ポイントとしては、
「『解約対応ページ』では決して売り込みしない」
これを徹底します(`・ω・´)
親切に情報を与えてくれるページから売り込み臭がした場合、
その瞬間にもう検索ユーザーは拒否反応が出てしまいます。
とはいえ、最終的にセールスを仕掛けなければ、取り組む意味はありません。
なので『商品セールスページ』は別で作っておき、
『解約対応ページ』では『商品セールスページ』への誘導までを行うことにします。
『解約対応ページ』で半強制的に乗り換えセールスされるのと、
自分の意思で『商品セールスページ』を読みに行くのでは、
検索ユーザーの向き合い方が全然違いますからね(^^♪
1.『解約対応ページ』と『商品セールスページ』に役割を分けてサイトを構成!
2.『解約対応ページ』の仕事は、
“集客”→“メリット提供”→“『商品セールスページ』へ誘導”
3.『商品セールスページ』の仕事は、
“商品訴求”→“『公式ページ』へ誘導”
4.具体的に1つのサイトには、この様なページの集合体になる。
【1】解約対応ページ
- “アクアクララ”の解約について書かれたページ
- “コスモウォーター”の解約について書かれたページ
- “フレシャス”の解約について書かれたページ
- “クリクラ”の解約について書かれたページ
- ・・・
【2】商品セールスページ
- “コスモウォーター”のメリット、体験談について書かれたページ
- ・・・
ページ数は『解約対応ページ』についてはいくらあっても問題ありません。
ただし、あまり検索需要のない商品もありますので優先順位を付けてという対応になります。
逆に『商品セールスページ』については必要な分だけに絞りましょう。
というのも、サイト訪問者は現在利用中のウォーターサーバーと乗り換え先を比較することになるからです。
この状態の人に複数のウォーターサーバーを紹介しては、逆に検討する時間を与えサイト離脱の可能性が上がってしまいます。
『解約対応ページ』のコンテンツ例を公開!
『商品セールスページ』についてはどんなアフィリエイターさんも作っていると思いますので、
『解約対応ページ』のみコンテンツ例を公開します!
タイトル例:〇〇の具体的な解約方法と危ない落とし穴をご紹介!
↑乗り込み見込客の集客(‘ω’)ノ
本文内容:
1.解約方法:電話解約なら電話番号、ネット解約なら作業手順を分かりやすく提示
2.解約においての留意点:解約手数料の条件、引き留めセールスの交わし方など
3.解約動機への共感:費用が嵩む、水質が悪い、重い、対応が悪いなど、その商品のデメリットを調査して共感
↑ここまで、ひたすら検索ユーザーへのメリット提供(‘ω’)ノ
4.他商品の紹介:今後もウォーターサーバーを使うなら、この商品なら今の商品のデメリットを解決できますよ!と紹介し、『商品セールスページ』のリンクを張る
↑『商品セールスページ』への誘導はサラッと!(3行程度)(‘ω’)ノ
5.乗り換えメリット:乗り換えの場合解約手数料を新規業者が負担(キャッシュバック)してくれるケースが多いです。「ちなみに・・・」というトーンで最後にこのことを教えてあげると、「商品セールスページ」まで飛ぶ後押しになるかと思います。
仕事①乗り換え見込客を集客すること
⇒「商品名+解約」キーワードのタイトルイン
仕事②検索ユーザーにメリットを感じさせること(ここがメイン!)
⇒解約方法、留意点の提示、解約動機への共感
仕事③商品セールスページへ誘導すること
⇒リンクをサラッと紹介するのみ
ウォーターサーバー案件『ハイエナ戦略』の成算性と要検討事項について
以上が『ハイエナ戦略』のウォーターサーバー案件での一具体例になりますが、
これで本当に上手く行くのかい?
と思われる方もいらっしゃるでしょう。
正直なところ、これである程度ライバル回避はできると思いますが、
それでもまだ同じようなサイトは多いなぁという感はあります。
ただ単純な比較サイト等に比べると、圧倒的に検索ユーザーのニーズに応えた道筋の見えた戦略になっていると思います。
また「解約」のキーワードを狙ったライバルサイトを見てみると、
『商品セールスページ』に飛ばすような工夫をしているサイトはほとんどなく、
全体的に無機質な印象のサイトが多いのも事実で、
このくらいなら戦っても勝てる見込はあるかな
というのが率直な印象です(‘ω’)
ウォーターサーバー案件全体がそうなんですが、
淡々と商品情報が書かれていて、読むのが億劫になるサイトが多いです。
いかにも売るためにアフィリエイターが“作業”したんだなぁという感じですねw
ウォーターサーバーを何個も借りた経験がある方は少ないでしょうが、
「体験談」系のコンテンツも加えていけば、結構差別化できるんじゃないかとも思います。
それと、今回の具体例では実は1つ大事な観点に触れていません。
「ターゲット」を誰にするかについてです。
ここについてはじっくり検討して、取り組む必要があります。
ざっくり調べた情報だと、ウォーターサーバーを借りるのは健康面の理由で水道水に抵抗を感じる方が多いようです。
具体的には小さな子供がいる家庭や、美意識の高い女性ですね。
あとこれは検証前の僕の仮説ですが、店舗需要も狙い目じゃないかと思っています。
歯医者、整体院、美容院など、待ち時間のある店舗って結構な確率でウォーターサーバー置いていますよね。
法人がネットで買うか?という疑問もありますが、
こういう業種の店舗経営者はネットで店舗改善について日々調べてますし、
お客さんからクレームがあればすぐに対応が必要なので(ここまさに「ハイエナチャンス」ですね!)、僕は結構チャンスがあると思っています。
個人向けと法人向けでイメージしてもらえたらかなりしっくり来ると思いますが、
ターゲット次第でタイトルから本文まで、サイトの方向性、書き方が全部変わっていきます。
そのくらいターゲット選定は重要です。
特にウォーターサーバー案件は体験感が少なくなるため、明確に設定しておかないと本当つまらないサイトになってしまいますね( ゚Д゚)
そんな検討事項も残しつつですが、
以上で『ハイエナ戦略』のウォーターサーバー案件例については終わりたいと思います。
ご相談等あれば、是非お待ちしております^ ^